前回のブログではアロマテラピーの歴史やフランス式アロマについてご説明しましたが、今回はアロマテラピーに欠かせない「エッセンシャルオイル」についてご紹介いたします。
エッセンシャルオイル(精油)とは
植物が光合成によって作り出す、自身が生き延び守るために必要な栄養分・物質のことをいいます。
花や葉、種子、樹皮、果実、根、果皮、茎などにある腺細胞という特別な細胞で作り出される揮発性の油です。
芳香植物から抽出されるエッセンシャルオイルには、数多くの有効成分が含まれています。
その有効成分によって、自律神経や内分泌系、免疫系、呼吸器系など体のあらゆる箇所に作用します。
植物の種類や部位によって、作り出される成分が異なり、それぞれに作用が異なります。
アロマテラピーで使用される「エッセンシャルオイル」は、
植物から100%抽出した、混じりけのない成分でなければなりません。
店頭には、「フレグランスオイル」が売られていることがありますが、
エッセンシャルオイルとは別物なので注意が必要です。
フレグランスオイルは、香りを楽しむ目的で化学合成により作り出されているので、
香りを楽しむ分には良いのですが、植物成分の恩恵を受けることはできません。
ラベルのパッケージに「エッセンシャルオイル」「精油」「原材料」「原産国」「抽出方法」
などの記載があるかどうか、購入前にチェックしましょう。
エッセンシャルオイルは自然の恵み
遠くまで種を運んでもらうことで、種の存続を維持してきました。
根付いた種は周囲の環境がどうあれ、そこで生き延びなければなりません。
そのため、植物はウイルスや菌、草食動物といった外敵から身を守り
子孫を残す手段として、葉や花、果実の色・香りなどを独自に進化させたのです。
ヨーロッパでは古代より、この「植物がもつ力」に着目。
その力を抽出し、ギュッと濃縮させた「エッセンシャルオイル」を作り出しました。
エッセンシャルオイルは当時、宗教儀式で使われたほか、
医療現場においても重宝されていました。
現在もフランスでは保険が適用される“薬品”の扱いで
薬局にエッセンシャルオイルが並んでいます。
日本でも今、「香りを楽しむツール」としてエッセンシャルオイルは
比較的身近な存在になり、楽しみ方の選択肢も広がっています。
ですが、エッセンシャルオイルはそもそも「植物がもつ力」の結晶。
その香りを身体に取り入れたとき、いったい
わたしたちの心身は、どのような影響を受けるのでしょうか?
エッセンシャルオイルがもたらす作用
エッセンシャルオイルの分子をキャッチすると、
嗅覚は、感情や本能をつかさどる「大脳辺縁系」や
自律神経系をつかさどる「視床下部」に情報を伝え、
ホルモンの分泌機能や免疫機能などに働きかけます。
植物の種類によって、期待できる効果は様々。
例えばユーカリなら抗菌・殺菌作用や虫除け、集中力アップに役立ち、
ペパーミントは頭痛・筋肉痛の緩和や眠気覚まし、リフレッシュに◎。
ラベンダーは皮膚の治癒や解毒作用、リラクゼーションなどの効能が有名です。
エッセンシャルオイルはフィジカルにもメンタルにも作用するので
良質なものを選び、用量と用法を守って使うことが大切なポイント。
使用量に制限があり、血圧や体温に影響するエッセンシャルオイルもあるため、
すでにブレンドされている用途別のものを使うと、より安全で安心です。
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