健康意識の高まりにより、多くの人が「プロバイオティクス」という言葉を耳にしたことがあるのではないでしょうか。プロバイオティクスとは、簡単に言うと、腸の中の乳酸菌やビフィズス菌を増やし、理想的な腸内フローラをつくろうとする研究です。
今回はプロバイオティクスに取り組むために大事なことをご紹介していきます。
注目を浴びるプロバイオティクス
様々な名前の乳酸菌やビフィズス菌が入ったヨーグルト、健康食品はスーパーでも多く見つけることができます。
テレビCMなどでも盛んに宣伝されています。中でも、L・カゼイ・シロタ株といった「生きたまま腸に届く乳酸菌」は注目されていて、これらは人間の体の免疫細胞に作用して、活発に働くことがわかっています。アレルギーの発症を抑えるなどの効果も期待されています。
乳酸菌は死んでいても良い
そうなると、生きたまま腸に届く方が良さそうなイメージがありますが、実は生きていても死んでいても気にする必要はありません。乳酸菌は胃で死んだとしてもかなりの効果が得られるのです。
乳酸菌やビフィズス菌は、胃で死んだとしても、その分泌液がエサとなって、元々腸にいる乳酸菌やビフィズス菌を増殖させてくれます。抗腫瘍や血圧降下、血清コレステロール低下作用など健康効果が得られるので、腸内細菌にとってのごちそう「乳酸菌」をしっかり摂ることがとても大切です。
乳酸菌が豊富な食べ物
味噌や醤油、ぬか漬け、キムチ、納豆などの発酵食品です。日本人がヨーグルトなどの「発酵乳」を日常的に摂るようになったのは60年前ほどからですが、それよりはるか以前から発酵の力を借りて乳酸菌を摂っていました。
原材料の食物繊維と併せて、善玉菌のエサになる食品をとることで、腸内環境が自然に整い免疫力を高めていたのです。
そもそもの善玉菌を増やすことも大切
かといって、生きたまま腸に届く特定の種類の乳酸菌だけを増やしても「腸内フローラ」としては理想的な環境になりません。バランス良く多様な種類の腸内細菌を増やしていくことが大切です。
ビオフォーラは複数の細菌がバランス良く配合されているため、摂取した栄養素を効率よく吸収することができます。土由来の有益で多様な菌を手軽に摂れることで、意識して摂取した乳酸菌をより効果的に働かせることができます。