多くの情報と変化に富んだ現代生活においてストレスは誰もが抱えうる問題です。ストレスは仕方のないことだから、と小さな不調をやり過ごしていると深刻な症状を引き起こすことも。ストレスが生活に及ぼす影響と、その原因を知って対策をすることは健康的に毎日を過ごすためにはとても大切です。
ストレスと身体の不調
胃がもたれてスッキリしない、頭がずっと重い、なんとなく体調が優れない…。
このような症状があるので病院を受診し、内視鏡検査を受けても異常が見つからない。
さまざまな身体不調があるにもかかわらず器質的な異常が見つからないと、自律神経失調症と診断されることがあります。
このような不調の出発点はストレスからということが多いのですが、
影響が出たり、症状が現れる部位が多彩なのは、
その人自身が抱える脆弱な部位が人それぞれであるからと言われています。
最も脆弱な臓器がストレスに反応し警告を発しますが、
警告を放置し続けると、他の臓器にも悪影響は連鎖し、いろいろな症状として表れてきます。
ストレスがたまり、危機的状況に近づくと、身体は刺激に対して過度に反応する仕組みになっています。
例えば大きな音が気になったり、暑すぎたり寒すぎたりが気になったりなど。
他にもすぐに空腹を感じたり等、このような変化が自身に起きていないかを確認することがストレスケアのためには大切です。
自律神経のバランスを整え、免疫機能を正常に
日中、活動しているときは主に交感神経の働きが高まります。交感神経は全身の活動力を高める神経で、血圧や血糖値を上げたり、血液を筋肉や脳に集める働きがあります。
一方、夜間リラックスしている時は主に副交感神経の働きが高まります。副交感神経は身体を休ませ、回復させる神経で、内臓の機能を高めたり、免疫機能を正常にする作用があります。
ストレスが自律神経に影響を及ぼすことはよく知られています。自律神経を正常な状態にするには、交感神経と副交感神経のバランスを良好に保つことが大切です。
長期間にわたって強いストレスにさらされると、自律神経の働きが乱れ、常に交感神経ばかりが優位になってしまいます。そうなると、免疫機能は正常に働きません。目値機機能が正しく作用しなければ、健康な状態の維持はできません。
自律神経のバランスを整えることは、すなわち免疫機能を正常に保つことにもつながります。
精油とストレスとの関係
ストレスがかかり身体が緊張した状態、つまり交感神経が優位となっているときには<鎮静作用>のある精油を取り入れることで副交感神経系が強壮され、休息のためのバランスを作り出すことができます。
逆に、集中しきれないときにシャキッと仕事モードに気分チェンジしたいときなどは、<刺激作用>のある精油を取り入れることで活動に適したバランスに導けます。
ちょっと疲れたときやイライラな気分を切り替えたいときに
リラックス系の精油が数種類ブレンドされ、リラックス系精油の代表格ラベンダーベースの清涼感ある香りで乱れた香りを整えます。
ブレンドされているラバンジン、スパニッシュマージョラムは抗炎症作用もあり、花粉などで鼻や喉がイガイガするときにもお勧めです。