4月に新年度を迎える日本では、新しい職場や新しい仕事・環境で気を張り詰めていたのが長い連休で途切れるタイミングで出てくるのが「5月病」です。
気分が落ち込んだり、仕事に対するやる気が出なかったり、体調にも異変が出てくる場合があります。
知らず知らずに抱えていたストレスや重なっていた疲労が主な原因ともいわれており、重大な症状に進む前に早い段階でセルフケアを心がけたいものです。
5月病のリスク
「気分が乗らない」「なんとなく頭がぼーっとする」「理由はないが不安感がある」
深刻な症状でないと少し辛い気分でもなんとかやり過ごそうとしてしまいがちですが、この「なんとなく不調」の段階でからだが発信するサインに気づき手を打っておくことが大事です。
なんとなく不調の段階でやたらと薬を飲むことはできませんので、そんなときにお勧めなのが、日常生活で気軽に取り入れやすい「アロマテラピー」です。
香りの効果
植物によって生育環境が違うことで生き残るために必要な成分が変わるので、精油成分も変化します。植物の種類や部位によって、作り出される成分が異なり、それぞれに作用が異なります。精油を上手く活用していくことで、私たち人間が本来持つ自然治癒力が引き出されます。
疲労回復、冷え、筋肉痛、殺菌、消臭など予防や衛生まで幅広く役立ちます。
様々な効果の中から、今回は気分の落ち込みに効果的な精油をピックアップしてご紹介していきます。
気分の落ち込みにアロマがお勧めの理由
1.嗅覚と脳
それは嗅覚と脳との関係も深く関わっています。
人間には五感(視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚)がありますが、嗅覚以外はその電気信号が一度大脳新皮質を通って大脳辺縁系で処理されます。一方、嗅覚だけは鼻から吸い込まれた香りが、嗅上皮という臭い分子を感知する部分を通ってダイレクトに大脳辺縁系に伝わります。大脳辺縁系は自律神経系を調整し、心を安定させる機能があるのです。
2.ながら使いにぴったり
その点、アロマテラピーは香りを楽しむだけ。当たり前のことですが、誰もが呼吸しながら生活しているので、その中で自然と匂いを嗅ぐことは常態的におこなっています。眠っているとき、支度をしているとき、テレビを見ているとき…。もちろん体をリラックスさせた状態でアロマテラピーを楽しんでいただくのが一番ですが、どんなときでも香りを楽しみ、そしてその香りの恩恵を受けられるのがアロマテラピーの大きな特徴です。
頑張ってやるぞ!という気合いを捨てて、気楽に楽しんでいく。そんな心構えもリラックスやストレス対策には大切であったりするのです。
おすすめアロマオイル
緊張した体に
鎮静と高いリラックス効果が期待できます。凝り固まった体をほぐし気分を落ち着けてくれます。
深呼吸を何度かしてリラックスすると効果的です。
不安やイライラに
心が落ち着かず、どこにいても落ち着かないときは神経強壮と抗不安作用の高いエッセンシャルオイルを使って、香りを楽しみながらリラックスに努めましょう。
暗い気分に
沈みすぎた気分を明るくしたり、煮詰まった気分を解放してくれるエッセンシャルオイルです。
太陽のように明るい香りのシトラスフルーツ系晴雨や強壮作用を持ち少し刺激してくれるオイルが効果的です。
気分を上げるブレンドオイル・ビオセンシィエール
ビオセンシィエールのエッセンシャルオイルは、メディカルアロマの本場フランスのホリスティック医学の第一人者ネリーグロジャン博士によるブレンドオイルです。
目的別にブレンドされており、手軽に植物の香りの効果を最大限に取り入れることができます。
passionata(パッション)
成分:スウィートオレンジ、タンジェリン、レモングラス
staccato(スタッカート)
スウィートオレンジ、レモングラス、リツェアクベバ、ナツメグ、シナモン、ユーカリ、クローブ